校長あいさつ

水野千夏

 国際舞台で活躍できる個性豊かな人材を育成するため、平成26年度に愛知国際学園の幼稚部として認定こども園 愛知国際プリスクールを開園しました。引き続き、初等部として平成27年4月に愛知国際バイリンガルスクールを開設いたします。(※株式会社立無認可の民間学校です。) 
 愛知国際バイリンガルスクールは、バイリンガルの教育を希望する方に、日本の教育システムを基本としながら日本語と英語で学べるバイリンガルスクールをめざしています。
 本校は、日本の「小学校学習指導要領」に準拠した教育内容を日本語と英語で実践するバイリンガルスクールです。また、学校教育法に定められている「小学校設置基準」を満たした施設を備え、児童が安心して過ごせる環境をめざしています。
 私たち愛知国際バイリンガルスクールは、他のインターナショナルスクールにない独自の教育実践を教職員一同心をこめて進めてまいります。
 ※教育課程特例校の申請を日進市と進めてまいりますが、現時点においては、株式会社立の「無認可民間学校」として運営予定です。

愛知国際バイリンガルスクール開校への想い

教師生活20年間の中で、英語で学ぶ「インターナショナルスクール」は、衝撃的な出会いでした。しかしながら、いくつかの課題に悩みました。

カリキュラムの基準や方針の違い

 カリキュラムを「編成する」一般的な基準や方針は、小学校学習指導要領に記載されています。これは、教員にとって、悩んだとき、疑問に感じたときに常に立ち返る道しるべです。しかしながら、ネイティブ職員中心のインターナショナルスクールでは、なぜかそれぞれの出身国のカリキュラム構成になりがちです。これでは、日本の学校へ進学した際に子どもたちは、「習っていない。知らない。」などの状況に直面してしまうのです。
 例えば、「ラジオ体操を知らない。」「ポートボールを知らない。」「歌(各学年の共通教材)を知らない。」など学力差が生じてしまいます。当たり前のことですが、日本での進路保障には、日本のカリキュラムが必要なのです。

コミュニケーションがとれない!?

 職員が英語で、コミュニケーションがとれないというのは言い訳になりますが、保護者の方はいかがでしょうか?子どもたちに何か問題が生じたときや何かを説明しようとしても、日本語が話せないネイティブ教員と英語が話せない保護者の間では、十分に意思疎通ができず、「言いたくても言えない。」状況ができてしまうのです。そして、お決まりのパターンで、日本人教員の所に保護者からの相談が多くなり、お互いの関係にも誤解が生じることもあります。
 一般的には、「英語で学ぶ場は、ネイティブ教員でなければならない。」という固定観念がありますが、「別に日本人が英語で教育してもいいじゃないか。」と私は思います。確かに、生きた英語を学ぶ意味では、ネイティブ教員の協力は必要になります。
 そこで本校では、英語で授業ができる日本人教員と日本語が話せるネイティブ教員が教育を行います。

きちんとした環境で教育をしたい

 日本に於いて、「学校」とされる場所には「設置基準」が存在します。簡単に言えば、日本全国どこに居ても学習できる環境が整っているということです。しかしながら、各地に点在しているインターナショナルスクールは、テナントや敷地が狭いなどの理由で、運動場・体育館や理科室・家庭科室などの特別教室が整っていないスクールが多く見られます。ですから、子どもたちが学びの場で、不自由することなく思う存分に学べる環境を整える必要性が求められているのです。
 私たちのスクールは、学校設置基準を満たした施設を建設する敷地を確保し、必要な施設を順次建設していきます。そして、日本の教育システムをそのままに、子どもたちが思う存分「日本語と英語で学べる」環境づくりをめざしています。